お酒の中でもジンは、元々飲んで楽しむ酒でなく薬用酒として開発されたと言われています。熱病対策に利尿剤として開発したもので、利尿効果のある薬草として知られていたジュニパー・ベリーをアルコールに浸した後に、蒸溜するというものでした。
現在でもボタニカル(ハーブやスパイス)が複数使用されているので、味は独特で爽やかだったり華やかなだったりします。
またウォッカ、テキーラ、ラムと並ぶ、世界4大スピリッツに数えられるお酒です。女性は香草やハーブが好きな人が多いので合うと思います。
もともと薬用酒として開発された共通点からか、養命酒で有名な養命酒製造が作っているジン「香の森」と「香の雫」があります。
一見すると値段差があるので、安い方がジェネリックジンだと思ってしまいますが、それぞれアルコール度数が「47%と37%」、ボタニカルの種類が「18と13」、と違うため味に違いがあります。
両方に共通しているのがクロモジがメインなので変わった味をしており、最初に飲んだ時の感想は「すごい味だなぁ、ボタニカルというより漢方寄りって感じだわ」ですが、しっかり針葉樹の香りがするジンを完成度高くリリースしています。
2019年に銀賞を受賞しているのに、レビューや口コミが少ないのでご紹介していきます。
香の森
アルコール度数47%、ボタニカル18種類、クロモジをメインとしたクラフトジンです。
香の森はネーミング通り、森林浴をしているような爽やかな香が広がるジンです。
実際、「針葉樹っぽさが強いのジンってどれ?」と聞かれたら間違いなく「針葉樹なら養命酒が出してる香の森」が良いと答えます。
ちなみに針葉樹っぽさが強いジンであれば、一番強いのは和歌山の「香立」支配的といっていい木の匂いがします。次点で「香の森」も針葉樹の感じが強いです。海外製であればオーストラリアのGINIVERSITY GINは広葉樹感あって爽やかで美味しいです。
青臭いって意見も分かります。好きな人は感激して「凄い」と言い、嫌いな人は顔をしかめて「うわ凄い…」と言うでしょう。
本当に香の森の何がいいかといえば、柑橘系やラベンダーに頼る国産ジンが多い中で、しっかり針葉樹の香りがするジンを完成度高くリリースしたことだと思います。国産ジンでこういうのは出ないと思ってただけに嬉しかったです。
ジントニックのベースに使ってるバーも有り、たまに行くお店でジントニックのジンに香の森使っていて、マスターはしっかりしているな〜と感心しました。
香の雫
アルコール度数37%、ボタニカル13種類、クロモジをメインとしたクラフトジンです。
こちらもクロモジがメインの爽やか系ですが、香の雫はボタニカルの種類が少なく、かるアルコール度数も低いため、森の香りと言うか木の匂いがします。こっちの方がボタニカルというより漢方感が強いです。
好みであれば、爽やかでスイスイ飲めます。フルボトル換算でも約2000円強程度なので、お気に召せば常飲するのもありだと思います。個人的には香の雫は値段に対して美味い、つまりコスパの良いジンだと考えています。
香の雫はトニックよりソーダの方が美味しくいただけます。
その他 養命酒製造関係情報
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