バターコーヒ防弾コーヒー

健康 食事

これは痩せる!バターコーヒーの飲み方|防弾コーヒーの効果的な飲み方!?

2022年1月11日

バターコーヒーは短時間でのエネルギーゲインとして効果があるため、効率的な飲み物ではあるもののバターなので健康響面での影響と飲み続けた効果を書きました。

また定期的にコンビニでも商品が販売されており、バター抹茶、バターココアなど各種展開しています。市販品はコスパはともかく簡単で飲みやすいという利点は大きいです。

ただし重要なのはあなたに良いか?ということです。

バターコーヒーとは

元々はシリコンバレー式ライフハックの一例として「完全無欠コーヒー」として紹介されました。


バターコーヒーという名で知れ渡っていますが、厳密には防弾コーヒーと呼ばれ、ブラックコーヒーにグラスフェッドバター(牧草だけを食べた牛の無塩バター)とMCTオイル(中鎖脂肪酸)を加え、これを「朝食代わりに」飲むというもので、この組み合わせはチベットのヤクバター茶から来ています。

1日1回朝ごはんの置き換えに飲むというのがポイント。

MCTオイルは脳の働きをクリアにするので、生産性の高いエネルギッシュな1日を過ごせるというものです。また脂肪が多く含まれているため、消化が遅くなり満腹感が増します。

 

原書の内容をかいつまむと、デイヴ・アスプリー氏はチベットの高地でポチャ(ヤクバター茶)を飲んだ際、その効能に感銘を受け、その後の数年間、彼は良質なバターを混ぜたコーヒーを宣伝し始めました。(オリジナルレシピはチベットのポチャから来ており、千年の伝統があります)

高めカロリーと低い炭水化物の割合が「ケトジェニックダイエット」に最適であることから、当時米国を席巻し、フィットネス愛好家や低炭水化物、高脂肪の食事をしている人々の間で人気になりました。

アスプリー氏は脂肪細胞から作られるレプチンというホルモンに注目しました。

レプチンは体脂肪率に比例し、レプチンの効果を受けている脳は「満腹」というシグナルを受け取らなくなるそうです。

レプチンがインスリンの感受性を調整する役割を果たしていることがわかったことで、アスプリー氏はレプチンをハックしようと考えました。

レプチンに敏感な体にすることで、食べ物が必要なときだけ空腹を感じるようにする。これが「完全無欠ダイエット」の始まりです。

体験した効果

私も実践しましたが、頭が冴えているかは日によってマチマチですが、脂肪を摂取しているので少なくとも腹持ちが良いです。空腹感が抑えられて居るため体重は水分を考慮しないで1ヶ月で1キロ強ほど安定して落ちました。

置き換えよりも運動を前提として摂取したほうがいいように思います。また、糖質制限やで体重が落ちなくなった所からケトジェニックダイエットに切り替えるのも効果的です、

注意したいのが、飲むだけで痩せるなどという魔法じみたものはこの世に存在しません

これは置き換えの1つなので、食べ過ぎると脂肪を過剰に摂取するだけなので注意してください。

完全無欠コーヒーは飢餓感を抑えてくれる上、脳の機能を増進させてパフォーマンスを向上させてくれるため、忙しくて必要以上のエネルギーをダイエットに費やしたくない人や、私のような怠け者にぴったりのダイエット方法だと思います(笑)

いずれの方法でも午前中腹持ちが良いのでおすすめです。脂肪なので就寝前に飲むのはやめましょう!

脂肪を摂取するため、コレステロール値が上昇している人もやめたほうが良いでしょう。またMCTオイルを摂取すると便通が促進されるため、朝飲む場合は通勤時間と便意を考慮する必要があります。

エネルギー源

体が必要とするエネルギーソースは大きく2つあります。

  • 1つ目は砂糖や炭水化物
  • 2つ目は脂肪やケトジェニック(オリーブオイル、ココナッツオイル、バター、アボカドオイル、中鎖脂肪酸、アボカド)

糖質はブドウ糖に分解され体のエネルギー源となります。

しかし、糖質を多く摂り過ぎるとエネルギーとして消費されなかったものは肝臓や筋肉に運ばれ貯蔵されますが、ごく少量で十分なのでそれを超えるものは脂肪細胞に運ばれ体脂肪として合成されてしまい太ります。

後者は脳にストレートに伝わりやすいので即効性のある効果が期待できるとされていますが、過剰に摂取すると体脂肪として蓄積されるため太ります。

揃えるもの

グラスフェッドバターとMCTオイル

既に上記で説明していますが、必要なのは「グラスフェッドバター」と「MCTオイル」です。1度に大量に購入すると酸化してしまうため、使い切れる量を購入あるのがお勧めです。後述していますが、バターに関しては冷凍保存という手があります。

よく間違えて普通の食塩バターでやっている人を見かけます(某筋肉芸人など)。運動やダイエットと同じで間違ったやり方は体に良くないので気をつけましょう。



コップとマドラー

マドラーに関しては、適切に攪拌出来れば改めて購入する必要はありません。

コップは攪拌しやすくすることと、洗うことを考慮して飲み口が広いものがお勧めです。経験上ガラスや陶器、琺瑯ホーローが良かったです。

ステンレス性は保温性や性能面で優れているものの、短時間で飲み切りたいので、長時間保温しておく必要がない事と、汚れが付きやすいため、溝のないガラスや陶器、あるいはホーローマグカップのようなものがお勧めです。

 

代替方法

ギーを使う

一つの方法は「ギー(グラスフェッドギー)」

ギーとは牛や水牛、ヤギの乳で動物の乳です。これを発行させ、濾過してバター状にし、更にこれを煮詰めて水分やタンパク質を取り除いたものがギーバターです。

ギーは生乳をもうこれ以上加工できない、というところまで加工し、その純度を高めた最終形態の姿なのでバターよりも良質な脂肪成分とし摂取できます。

ギー自体は滋養強壮など体に良いオイルとされているのでグラスフェッドバターの代替えとして利用できます。

商品名はまちまちですが「ギー、グラスフェッドギー」などという名称で販売されており、成城石井などで購入出来ます。最近は最初からギー+MCTオイル入りの商品が販売されています。

ギーは匂いが独特で臭いため私は好きではありません。

摂取する目安は1日大さじ2杯程度とされていますが、明らかに多いので、朝大さじ1杯とMCTをコーヒーに加えて飲めば良いでしょう。ギーは味や匂いに独特の癖があるため、長期的に使えるかどうか好き嫌いが別れるところです。

ココナッツオイルを使う

MCTオイルだけでも効果があるのであればバターを利用せずに中鎖脂肪酸だけをコーヒーに加えれば良いわけです。

そもそもMCTオイルもココナッツを原料にしています。ココナッツオイルとMCTオイルは違いは、ココナッツオイルは60%中鎖脂肪酸、40%長鎖脂肪酸。MCTオイルは100%鎖脂肪酸。

ココナッツオイルは当然ココナッツの匂いがしますが、MCTオイルは中鎖脂肪酸のみを抽出する製造法のため、匂いはほぼ有りません。

個人的に試してみた結果、匂いはともかくコーヒーに入れた時に白い油が目立つため、長期的な利用は視覚的に好めませんでした。

オリジナルの防弾コーヒーを買う

一番良いのはBulletproofが提供している、オリジナルの防弾コーヒーを購入することです。アスプリー氏は過去の経験から企業しており防弾コーヒーを商品として販売しています。Bulletproof coffeeというのが商品名で商標登録されています。

BULLETPROOF COFFEE|BULLETPROOF ORIGINAL

注意点

バターの酸化

"グラスフェッドバター"と"MCTオイル"を大量に購入する場合、保管に気をつけてください。

というのもバターや油は開封後酸化するため、長期の保有に適していません。酸化したものを摂取するのは体に悪く、悪玉コレステロールが増加します。これは"主治医が見つかる診療所"というテレビ番組でもイマルさんが注意されていたことでもあります。

バターの保管に関しては、開封後は冷凍庫での保管をお勧めします。MCTオイルに関しては冷凍出来ないので早めに使い切りましょう。

バターは冷凍保存が便利|冷凍保存方法とカット方法

バターの取りすぎ

オリジナルの防弾コーヒーは、バターから12g、MCTオイルから14g、計26gの脂肪を摂取するとしていますが、これはカレーライス1人前と同等量です。置き換えとしては取りすぎなので、普段から運動をしていないのであれば摂取量を減らしましょう。

当たり前の話ですが、バターは悪玉(LDL)コレステロールの値を上昇させることが研究によって明らかになっています。

数年前に、バターは思ったよりも健康に悪くないのではないかという議論が起こりましたが、ハーバード大学の専門家たちはバターが健康に悪いというエビデンスは覆っていないと主張しました。

ココナッツオイルも同様の問題があり、悪玉コレステロールの値を上げることが複数の研究で明らかになっています。現在では、ココナッツオイルはバターほど健康に悪くないものの、オリーブオイルほどは健康に良くない油と考えられているそうです。

現代人は加工食品の中に、既に大量にバターが含まれていることを意識していないため、摂取量においては注意が必要です。腹を騙せる程度の少量を摂取する、というのが健康に害なく実施出来る方法ですが、コレステロール値が上昇している人は摂取することを控えた方が良いでしょう

  • この記事を書いた人

光煕

パフォーマンスを発揮できるように運動、トレーニング、美容の経験を記録しています。食/酒/メンタルヘルスの問題に対処する方法にも焦点を当てています

-健康, 食事