ユンケルでお馴染みの佐藤製薬が提供している「黄帝酒」という薬用酒があります。
養命酒と異なり、黄帝酒は第3類医薬品のため薬剤師・医薬品登録販売者がいないと販売できないものの、効果は推して知るべしな部分が多いので、ユンケル黄帝液の味を期待して効果があるか試してみました。
第3類医薬品はビタミン剤などが多く、効き目の強さではなく、副作用や相互作用のリスクで定められています。また、〇〇という成分が入っていたら指定第2類、××という成分が入っていたら第1類、というように決められています。
冬場に2ヶ月飲み続けましたが、効果はプラシーボ効果を踏まえてある程度の疲労回復は見込めました。
成分・分量
厳選された10種類の生薬とタウリンを配合した薬用酒です。
- 生薬軟稠エキス・2g〔チョウジ・0.869g、ソウジュツ・0.773g、ケイヒ・0.966g、サンショウ・0.580g、キキョウ・1.256g、ショウキョウ・0.966g、ニンジン・0.483g、ボウフウ・0.290g、オウセイ・0.483g、上記生薬より軟稠エキスを製する。〕
- エレウテロコック根軟稠エキス・50mg、
- タウリン・300mg、
- エタノール(アルコール)14.7mL
添加物
ブドウ糖、カラメル、香料(バニリン、プロピレングリコール、グリセリン、エタノールを含む)。
効能
滋養強壮 虚弱体質、肉体疲労、病中病後、胃腸虚弱、食欲不振、血色不良、冷え症
メーカーの表記している順番でも、滋養強壮、肉体疲労が先行し冷え症が最後に来ていることから、自分が疲労回復に効果を感じたのは気のせいでは無いのでしょう。その代わり冷え症の効果はそれほど感じませんでした。
味
味は例えるものが無いのですが、期待値を下回っており不味かったです。個人的にユンケル黄帝液の風味を期待していたのですが、そんな風味は全くせず、私が知っている漢方という感じでもなく、おそらく一番多く含まれているキキョウの味が強いのかな?といった印象です。
お世辞にも味は良く無いので、大人1回10~20mLを何かと割って飲むというのは現実的ではなく、一気にぐい呑みすべきです。
葬送のフリーレンという作品でも、名前は違いますが皇帝酒は不味いと語られており、どの世界でも味はよくなさそうです(笑)。
まとめ
あまり口コミやレビューがない通り、効くとも効かないとも言い難く、滋養強壮と疲労回復には効果が見られるものの、冷え症に効果があるか微妙なところでした。養命酒と比べると冷え症に関しては明確に効果があるという感じはせず、アルコールの効果とプラシーボ効果が大きいというのが印象として強かったです。
いかんせん味の癖が強すぎるため、飲みやすくはなく続けやすくもありません。
瓶の容量はそれほど大きくは無いので、興味がある場合、1度飲み切ってみて滋養強壮か疲労回復効果を感じられたのであれば続けてみてもいいと思います。